【随時更新】ホーチミン新空港「ロンタイン国際空港」建設・開港・アクセスの最新状況

ホーチミン市から東へ約40km、ドンナイ省に建設中のロンタイン国際空港(予定IATAコード:LTH)。完成すればベトナム最大、東南アジアでも有数のハブ空港となる国家プロジェクトです。

現在のタンソンニャット空港の混雑を解消し、私たちのベトナム生活やビジネスを大きく変えるこの巨大プロジェクトの「今」を時系列でまとめました。


ロンタイン空港プロジェクトの現在地

2026年3月末、ファム・ミン・チン首相が現地を視察し、「2026年第4四半期(10月〜12月)の商業運用開始」を確実にするよう指示を出しました。

直近の重要トピック(2026年3月〜4月)

  • 工事の進捗: 第1フェーズの主要工事の約74%が完了。

  • 滑走路: 第1滑走路、タクシーウェイ、エプロン(駐機場)の建設はほぼ終了し、2026年4月中に残りの付随工事が完了予定。

  • ターミナル: 特徴的な「蓮の花」をイメージした旅客ターミナルの外観が完成し、現在は内部の設備(手荷物検査システムなど)の設置が急ピッチで進んでいます。

  • 労働力: 現在、現場には約9,000人の作業員と3,000台以上の重機が投入されており、24時間体制(3交代制)で工事が継続されています。


ロンタイン空港建設の歩みと今後の予定

過去の主要マイルストーン

  • 2015年: 国会によりプロジェクトが正式承認。

  • 2021年1月: 第1期工事(フェーズ1)が着工。

  • 2023年8月: 旅客ターミナルの本格的な建設が開始。

  • 2025年9月: 第1滑走路にて、初のテスト飛行に成功。

今後のスケジュール(予定)

  • 2026年6月まで: 滑走路や排水処理施設など、主要なインフラパッケージがすべて完了予定。

  • 2026年9月: すべての建設作業を終了。

  • 2026年10月〜12月: 商業運用の開始(フェーズ1開港)


第1フェーズ開港で何が変わる?

第1期が完了すると、以下のスペックで運用が始まります。

  • 旅客処理能力: 年間2,500万人

  • 貨物処理能力: 年間120万トン

  • 運用体制: 原則としてすべての国際線がロンタイン空港へ移管され、現在のタンソンニャット空港は国内線中心の運用となる計画です。

航空券の「行き先」が変わる?新コード「LTH」に注目

ロンタイン空港が開港すると、ホーチミン行きの航空券の検索方法がガラリと変わります。

  • 新空港のコード: LTH(ロンタイン空港)

※当初「LTA」などの候補もありましたが、国際的な重複を避けるため現在はLTHが有力・公式コードとして登録され始めています。しかし、公式にはまだ発表されていません。

  • 現空港のコード: SGN(タンソンニャット空港)

予約時に必ず確認すべきこと

これまでは「ホーチミン(SGN)」だけを見ていれば良かったのですが、2026年末以降は以下の点に注意が必要です。

    1. 「LTH」と「SGN」の混在: 日本からの直行便が「LTH(新空港)」に着くのか、「SGN(現空港)」に着くのか、チケット購入時に必ず確認しましょう。

    2. 空港間移動の有無: 例えば「成田→LTH(ロンタイン)」に着いてから、国内線で「SGN(タンソンニャット)→ダナン」へ乗り継ぐといったパターンが発生します。この場合、タクシーやバスで1時間以上の「空港間移動」が必要になります


アクセス道の整備状況

陸路:高速道路の完成ラッシュ

道路網は、開港に合わせて「点」から「線」へつながる最終局面です。

  • ベンルック〜ロンタイン高速道路(全線開通へ)
    • 最新状況: 2026年第3四半期(7〜9月)に全57kmが完全開通予定です。
    • メリット: メコンデルタ方面からホーチミン市内を通らずに直接空港へアクセス可能に。渋滞緩和の切り札です。
  • 空港接続道路(T1・T2ルート)
    • 最新状況: 空港ターミナルに直結する専用道。2026年6月までの完成を目指し、24時間体制で工事中。国道51号線や既存の高速道路との連結もこの時期に整います。

鉄道・メトロ:2026年ついに着工へ!

「いつできるの?」と言われ続けてきた鉄道計画が、ついに動き出します。

  • トゥティエム〜ロンタイン軽軌道(LRT)
    • 計画: ホーチミン2区のトゥティエム(Thu Thiem)と空港を結ぶ約42kmの路線。
    • 最新ニュース: 2026年6月30日までに着工、2030年の完成を目指すことが合意されました。最高速度120km/hで、市内から約30分で到着可能になります。
  • メトロ1号線(ベンタイン〜スオイティエン)の延伸
    • 計画: 現在運行中のメトロ1号線を、ドンナイ省の行政センターを経由して空港まで延伸する計画。こちらも2026年内の着工に向けた準備が進んでいます。

バス:開港直後から「7路線」が稼働

鉄道ができるまでの数年間、メインの公共交通機関になるのがバスです。

  • 直行シャトルバス計画: ホーチミン市当局は、開港に合わせて計7路線の空港バスを運行する計画を固めました。
    • 主な起点: タンソンニャット空港(空港間移動)、新東部バスターミナル、1区サイゴンバスターミナルなど。
  • 特徴: 高速道路を優先的に走行し、移動時間を短縮。大型荷物を持った旅行者向けの専用車両が導入される予定です。

まとめ(2026年4月7日現在)

2026年末、ホーチミンの空の便は「ロンタイン国際空港」の開港により歴史的な転換点を迎えます。第1フェーズの工事は7割を超え、特徴的な蓮の花のターミナルも外観が完成。滑走路も4月中に付随工事を終えるなど、第4四半期の商業運用開始に向けて秒読み段階です。

開港後は国際線が新空港へ移管され、課題だった混雑も大幅に緩和されます。鉄道着工までの数年間は、今年全線開通するベンルック〜ロンタイン高速道路や、市内7拠点から出る直行バスがアクセスの主役となるでしょう。ビジネスも生活も、よりスムーズで広域なものへと進化していきます。最新情報は随時更新予定です。

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