ベトナム語で「がんばれ!」cố gắngやrángの違いを南部人が解説

ベトナム大好きコラム #41
日本語で「がんばれ!」にあたる表現、ベトナム語では意外と種類があります。教科書でよく習うのは cố gắng ですが、南部に来ると ráng という言葉も耳にするはず。今回は、この違いを南部の人の感覚から説明してみます。


1. cố gắng(北部に近い「努力する」)

  • 意味:努力する、頑張る

  • フォーマルさ:少し丁寧、教科書・新聞・先生の言葉に多い

  • 例:Mình sẽ cố gắng học tiếng Việt.(私はベトナム語を頑張って勉強します。)

  • 例:Cô ơi. Em sẽ cố gắng đạt B1 trong kì thi tiếng Việt ạ. 

2. cố lên(声援感が強い)

  • 意味:がんばれ!ファイト!

  • スポーツの応援や試合で「ゴーゴー!」みたいに使える。

  • 例:Cố lên! Cố lên!(頑張れ!頑張れ!)

  • 例:Đội tuyển Việt Nam cố lên!(チームベトナム、頑張れ!)


3. cố gắng lên(「もう一歩頑張って!」的なニュアンス)

  • 意味:もう一歩頑張って!

  • 友人や後輩を応援するときに多い。

  • 例:Cố gắng lên, kỳ thi sắp tới rồi.(頑張って、試験もうすぐやで!)

  • 例:Sắp hoàn thành rồi, cố gắng lên!

4. ráng(南部方言の「もう一歩頑張って!」)

  • ráng は「ちょっと無理してでもやってみる」「がんばってやり遂げる」というニュアンス。会話的・親しい相手に多用される。

  • lên をつけなくても単独で使える。

  • 例:Ráng học đi.(頑張って勉強しなさい)

  • 例:Ráng ăn thêm chút nữa.(もうちょっと食べなさい、がんばって)

5. ráng lên(南部らしい「がんばれ」)

  • ráng は南部弁で「少し無理してでもやってみて」というニュアンス。

  • 北部や教科書の「cố gắng」に近いけれど、もっと口語的・日常的。

  • 友達や家族への声かけでよく使う。

  • 例:Ráng lên, sắp xong rồi!(がんばって、もうすぐ終わるよ!)

  • 例:Một chút nữa là được nghỉ ngơi rồi, ráng lên!
  • 優しさや励まし感が強くて、南部人らしい温かさが出る。


4. ニュアンス比較まとめ

表現 ニュアンス よく使う場面
cố gắng 努力する(フォーマル寄り) 自分の決意表明、先生→学生
cố gắng lên 丁寧に「頑張って!」 受験や仕事の励まし
cố lên 短く強い「がんばれ!」 スポーツ、応援団、掛け声
ráng lên 南部らしい優しい「がんばれ!」 友達や家族への励まし

5. 南部人のコメント

南部の人に聞くと「cố gắng」はちょっとお堅い印象で、日常では ráng をよく使うそうです。たとえば子どもに「宿題頑張りなさい!」というとき、Ráng học đi! のほうが自然。

だから、旅行や留学で南部に来たら、「cố gắng」だけじゃなく「ráng」も使えると、ぐっと親近感が増しますよ。


👉 まとめると、ベトナム語の「がんばれ!」は一言で済ませられない奥深さがあります。南部弁を知ると、より人の気持ちに近い表現ができるんです。

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