音声付きだからホーチミン旅行で絶対通じるベトナム語「ありがとう」

「ありがとう」は “Cảm ơn”(カムオン)

ベトナム語で「ありがとう」は “Cảm ơn”(カム・オン) と言います。これは最も基本的な感謝の言葉です。

再生ボタンを押すとベトナム人が発音する “Cảm ơn” の音声が流れます。

一般的なベトナム語の教科書には、この他にもカジュアルな言い回しとして「Cảm ơn nha」、丁寧な言い回しとして「Xin cảm ơn」などが挙げられています。しかし、これだけでは不十分です。なぜなら、ベトナム語では「ありがとう+二人称(あなた、または〇〇さん)」が基本の文型だからです。英語の「Thank you」に近い感覚です。「Thank」だけ言われたら、少し違和感を覚えるのと同じです。

注意)ベトナム語には声調があり、母音も11種類あるため、カタカナ読みをしても通じません。また、ハノイ(標準語)とホーチミン市では単語の発音が異なる点も注意が必要です。Google翻訳などでは、ハノイで使われる標準語が使われています。

ベトナム語の二人称とは?

基本的なベトナム語の二人称は以下の通りです。

・年上のお兄さん ➡︎ Anh(アン)
・年上のお姉さん ➡︎ Chị(チィ)
・弟妹の年齢 ➡︎ Em(エム)
・親の年齢の男性 ➡︎ Chú(チュゥ)
・親の年齢の女性 ➡︎ (コー)

この他にも、職業や役職などによって、言い回しが変わります。

旅行中のシチュエーション別に考えてみよう

タクシーのお兄さんにお礼を言う時

Cảm ơn anh.(カムオン・アン

自分の方が「年下」と認識していると言うことが相手に伝わり、「ありがとうございます」という丁寧な表現になります。

キャビンアテンダントの女性にお礼を言う時

Cảm ơn chị.(カムオン・チィ

自分より年下であっても、CAさんや高級ホテルの従業員の方々には、「お姉さん」という表現を使った方がベターです。

カフェで飲み物を受け取る時

Cảm ơn em nha.(カムオン・エム・ニャー

性別に関係なく年下に対して使うことができ、nhaを付けることによって、「ありがとね」という柔らかい表現になります。

ビジネスシーンにおけるベトナム語の「ありがとう」

ベトナムのビジネスシーンにおいては、年齢・役職によって二人称が変化するため、ベトナム語で「ありがとう」と伝える場合は、少し注意が必要です。

男性に対して:Cảm ơn anh.(カムオン・アン)/ 女性に対して:Cảm ơn chị.(カムオン・チィ)

初対面の場合は、AnhまたはChịを最後に付ければ、不快感を与えることはまずないと思われます。また、ベトナム人に感謝を伝える時は、できるだけ「〇〇をしてくれて、ありがとう」など、何に感謝しているか具体的に伝えるようにしましょう。日本人にとっては、感謝をたくさん伝えることはコミュニケーションの潤滑油になりますが、ベトナム人にとっては必ずしもそうではありません。ベトナムの言語を使用する際は、ベトナム人の行動文化も理解するよう心がけましょう。

まとめ:「ありがとう」は「Cảm ơn+二人称」

ベトナム語の「ありがとう/ありがとうございます」は、「Cảm ơn(カムオン)+二人称」が基本です。二人称を加えることによって、カジュアルさや丁寧さを表現することができます。また、何に感謝しているのかを具体的に伝えた方がベトナム人には伝わりやすいです。楽しいベトナム語をライフをお過ごしください。それでは、ヘンガップライ!

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