ベトナム大好きコラム #15「ダナンやニャチャン移住に必要なベトナム語は南部弁」
北部弁ばかりの教科書にご注意を
日本で販売されている多くのベトナム語の教科書や入門書、学習アプリなどで教えられているのは、9割以上がハノイを中心とした北部弁です。確かに文法や発音が整っており、テレビやニュース、公式文書でも使われるため「北部弁=標準語」として扱われていますが、実はベトナム国内で話されているベトナム語は地域によって大きく異なります。そのため、教科書で覚えたフレーズをそのままダナンやニャチャンで使おうとすると、通じなかったり、相手の言ってることが全く聞き取れないことがよくあります。
ダナン以南の海沿いは南部弁圏
地図を見てみましょう。ベトナムは南北に細長い国で、首都ハノイは北の端、そしてホーチミン市やダナン、ニャチャン、トゥイホア、クイニョン、ブンタウ、フーコック島などのリゾート都市はそのずっと南側にあります。実際、ダナンを境にして、それより南では「南部弁」が主に話されています。中部には「中部方言(中部弁)」も存在しますが、日常会話の多くは南部弁がベースになっており、特にニャチャンやホイアンなど観光地では、南部弁で話す人が非常に多いです。つまり、リゾート移住や長期滞在を視野に入れているなら、北部弁ではなく、南部弁のベトナム語を学んでおく方が圧倒的に役立ちます。
ユーホックの会話レッスンは南部弁中心
私が運営する「ユーホック ベトナム語センター」では、リゾート地への移住やロングステイを考える方のために、南部弁をベースにした実用的な会話を中心に教えています。買い物、カフェ、賃貸契約、病院など、生活のあらゆる場面で使える「ネイティブな表現」に特化しているのが特徴です。ベトナム語は地域差が大きいため、教科書どおりの表現にこだわりすぎると、実際の生活で戸惑うことも多いものです。特に、これからダナンやニャチャンでのんびり暮らしたいと思っている方は、ぜひ「通じるベトナム語」に注目してみてください。あなたのベトナムでの生活が、ぐっと快適になりますよ!