ベトナム大好きコラム #4「初心忘れるべからず」

昨晩は、当センターにとって、初のプライベート講座の開講日でした。今年四十歳を迎える私であっても「初めて」というのは、どんなに入念に準備をしても緊張するものです。思えば、ベトナムに住み始めてから、たくさんの「初めて」を経験してきました。その中でも、最も記憶に残っている「初めて」は、初めてベトナムの大学の教室でクラスメイトに会った時でしょう。何の脈絡もなく、ただベトナム語やベトナムの文化を学ぶために集まった年齢も国籍も違う12名の生徒たち。そこで交わされた緊張と希望に満ちたクライスメイトたちの自己紹介は、今でも忘れることができません。

初心忘るべからず、とはよく言ったものですが、私は忘れてもいいんじゃないか?と今思います。いつまでも緊張と希望だけでは、一向に語学力の成長には繋がりません。ですから、語学を勉強する時は、初心はさっさと忘れて、リラックスできる環境でたくさん失敗を重ねていくことが大切です。そして、その環境作りに貢献していくことが我々語学センターの役割だと思っています。

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